外遊びをたくさんすると、頭がよくなるって話聞いたことありますか?
実は外遊びは身体的能力の向上だけでなく、目には見えない頭の良さに関係する能力の向上にまで効果があるんです。

ただ外で遊べば良いのかな?
それで頭が良くなるならラッキーですよね!
・なぜ頭が良くなるといわれているのか?
・効果的な外遊びの方法
・外遊びの種類
この記事を最後まで読んでいただくと、外遊びの効果だけではなく、その効果を得るためのポイント・季節ごとの遊びの種類について知ることができます。
『頭のよくなる外遊び』といっても、そんな大それたことはしないので、安心してご覧くださいね。

わたしは、以前まで
「外遊びってしんどいな~。面倒くさいな~。」
って思っていたんですが、今では娘とお外に行くのがたのしいです。
実は、大した遊びはしていません(笑)
それでは、外遊びの効果についてくわしく解説していきます。
外遊びをたくさんした子は賢くなる理由とは?
外遊びをすると、子どもにどのような効果があるのか。
実はこんなにもたくさんの効果があるんです。
・強いからだが作られる
・集中力が身につく
・想像力や創造力が育まれる
・有能感や自己肯定感が生まれる
・コミュニケーション能力が育つ

遊びまわるから、運動能力が高まるのはわかるけど…。
ほかの部分はなぜ?って思われた方も多いのでは?
外遊びをするとなぜ、このような効果が表れるのか、くわしく解説していきます。
運動能力が向上する理由
家の中で遊ぶとなると、たくさん走ったり、飛んだり跳ねたりすることはむずかしいですよね。
公園など、外の世界では、いろいろな動きをすることができます。
・手や指を使うなどの細かい動き
・足や腕の筋力を使う動き

うちの子は最近、公園に行くと木の棒を振り回しているんですよね…。
危険だな…とは思うんですが、これもきっと彼女の中で何か良い経験になるのかな~?
と思って少し見守っています。
(※周りに人がいるときはやっていません)
たとえばですが、
・振り回すのに上半身の筋肉が鍛えられる
・それを持って走ると、足腰も鍛えられる
といったように、全身をくまなく使っていることがわかります。
このように、外遊びでは、大きな動きから小さな動きまで、さまざまな動作を組みあわせて遊んでいるんです。
「指先をつかった動きって運動能力に何か関係あるの?」
と思った方もいるかもしれませんので、説明します。
指さきを動かすことで、神経や脳が活性化し、運動能力や思考力・言語能力が発達するといわれています。
大きな動きだけではなく、細かな動きも、運動能力の向上に役立っているのです。

よくおばあちゃんが、「認知症予防のために、指先の運動してるんだ」なんて聞いたことありませんか?
指先の運動は脳にとっても、良い刺激をもたらしてくれるんですよ!
強いからだが作られる
外遊びをすると、強いからだが作られます。
「そもそも、強いからだって何?」
って思いますよね。
ここでは、強いからだ=『疲れにくくて丈夫なからだ』とします。
疲れにくくて丈夫なからだについて、以下の3点を解説していきます。
・免疫力が高い
・ストレスがない(心が健康である)
心肺機能が鍛えられる
心肺機能が高められると、こんな良い点があるんですよ!
・持久力アップ
・基礎代謝があがる
心肺機能を鍛えるために、一番手っ取り早いのは、ジョギングなどの有酸素運動をすることです。
有酸素運動は、心臓や肺に適度な負荷をかけてその機能を高めます。
公園に行くまで歩いたり、走ったり、遊具で遊ぶことで自然と運動になりますよね。

走ったり、すべり台で遊んだり、たのしみながら身体を鍛えられる子どもがうらやましい…!
ちいさい頃から、外遊びが身近なものになっていると、より一層その恩恵を受けられそうですよね!
免疫力が高くなる
外で遊ぶと、さまざまな菌やウイルスとふれあうことになります。
いろいろなものに触れたり、寒い中遊んで風邪をひいてしまったり…。
この軽い感染を繰り返すことで、からだは強くなっていくんです。

「外連れまわして、風邪ひいたら大変~!」
って思ってましたけど、1歳過ぎたあたりから、
「少しの風邪ならいいか…」
って気持ちになってきました。
心の健康にもよい
外でたくさん身体を動かすと、心の健康を保つ効果も。
・ストレス発散
・自律神経が整う
・よく眠れるようになり、リラックスにつながる
外に行くと、家では体験できないものにたくさん触れることができますよね。
たとえば、おおきな木を見る→風が吹いて葉っぱの揺れる音がする→木肌や落ち葉に触れる
このように、1度のおさんぽだけでも、多くの感覚(視覚・聴覚・触覚など)を刺激することができます。

お外遊びでは、自然のゆっくりとした流れの中で、さまざまな感覚にふれることができますよね。
また、朝・昼・夕方と、どの時間帯に行ってもそれぞれの良さがありますよね~♡
さらに、太陽の光を受けることは、体内リズムを整えたりビタミンDを生成したりと良い効果がたくさんあります!
太陽光による睡眠の質の向上については、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になってください。
集中力が身につく
外遊びをたくさんすると前頭前野という部分への刺激が活発になります。
その刺激により、以下のような効果があるといわれています。
・思考力が高まる
・忍耐力がつく
・記憶力がよくなる など
この前頭前野を刺激するためには、
・いつもと違う場所(環境)へ行く
・たくさんの人と接する
といった行動が有効的だといわれています。

外遊びで例えると、どんな行動が当てはまるんだろう?
・季節によっていつもと違う光景を感じることができる
・公園でおともだちと遊ぶ
想像力や創造力が育まれる
あなたはちいさい頃、何をして遊んでいたか覚えていますか?
外でごっこ遊びをやった覚えがある人も多いのではないかと思います。
砂場で泥団子を使っておままごとをしたり、木の棒を振り回して戦いごっこ。
おもちゃがない環境で、いろいろな資源を使って遊んでいたはずです。

現代の子はわかりませんが、少なくともうちの娘は、木の棒を振り回したり、ほうきにして喜んでいます(笑)
自然にあるものを、どのように活用できるか考え、代用としていくことで想像力や創造力が育まれるのです。
おままごとなどごっこ遊びの効果については、こちらの記事でくわしく紹介していますので、ぜひご覧ください。
有能感や自己肯定感が生まれる
子どもは遊びの中で、いろいろなことにチャレンジ・何度も失敗し、成功へとつなげていきます。
この時に得られた達成感や「次はこんなことしてみよう!」という次への行動がくり返されることを『有能感』と呼びます。
また、この成功体験をもとに、自己肯定感が育っていきます。

幼いうちに、
「やればできるんだ!」
「失敗しても練習すれば成し遂げられるんだ」
という気持ちを作っておくことも大切なんですね。
コミュニケーション能力が育つ
外遊びをすると、家や学校などで出会うことのない友達とも交流を図ることができます。
たくさんの友達の出会いを通して、「たのしく一緒に遊ぶにはどうすればよいのか?」「遊ぶ時のルール」について学んでいきます。
遊びを通して、以下のようにコミュニケーションの基盤となる部分を構築していくのです。
・相手の話を聞く
・自分の意見を伝える

同じ年齢くらいのお友達と遊ぶと、ものを取ったり取られたり…毎回泣いてます(笑)
でもそれは、人との関わりについて学んでいる最中なんですよね。
効果的に外遊びするにはこんな関わりが大事
ただ手放しで遊ばせるだけでも、外遊びの恩恵は十分受けられるのですが、もっと効果を発揮させるためには、以下のことに注目すると良いかもしれません。
・遊び方を限定しない
・共感の姿勢で
・親も一緒にたのしむ
・その子らしさを尊重する

基本的に、自由にのびのびと遊ばせていれば大丈夫なんですね~♪
季節における外遊びの種類
「外遊びって何をしたら良いのかわからない」
という方のために、今回は、春・夏・秋・冬それぞれのたのしみ方について紹介していきます。
春のたのしみ方
春は、だんだんと気候が暖かくなってきて外で過ごしやすくなってきますよね。
春をたのしむ方法として、以下のような遊びを紹介していきます。
・虫とり
・シャボン玉遊び
春の草花をたのしむ
春といえば…タンポポや桜・シロツメクサ、菜の花など、色とりどりの草花が思い浮かぶと思います。
シロツメクサで花かんむりや指輪を作ったり、押し花をたのしむ方法もあります。

本で見ているのとは違って、実際に見た色や触ってみた感じをたのしむのも良いですよね♪

虫とり
春に出現する虫といえば…
テントウムシ・チョウチョウ・アリ・ダンゴムシなどをよく見かけますよね。
アリが列をなして歩く姿やチョウチョウが花にとまる姿、石の下から出てきたダンゴムシをつつくと、くるんと丸くなる。
それらすべてを間近で見ることもまた、子どもにとっては新鮮なことです。

うちの娘も、チョウチョウを見つけたときはすごく興奮して追いかけていってました。
「そーっとだよ」って言って触らせると、とてもうれしそうにしていました。
シャボン玉遊び
冬にはできなかったシャボン玉遊びも、だんだんと暖かくなり、お外でできるようになってきます。

はじめは、わたしが吹いたシャボン玉を追いかけたり、つかまえようとしたりして遊んでいました。
手にもって振るだけでシャボン玉ができるものもあるので、小さな子どもでも自分ひとりでシャボン玉を作ることができますよ!
キラキラ光るシャボン玉を一生懸命追いかける姿、つかまえようとする姿はとってもかわいいですよ♡
夏のたのしみ方
夏は、気候がますます暑くなり、レジャーもたのしくなりますよね。
夏をたのしむ方法としては、以下のような遊びを紹介していきます。
・虫とり
・キャンプ
水あそび
水あそびは暑い夏にぴったり!
一口に水あそびといっても色々な遊びや場所があります。
・庭先でプール遊び
・噴水のある公園
・水鉄砲や水風船といったおもちゃ

子どもは水あそびがだいすき!
うちの子も、噴水のある公園に行くと、全身で水を浴びにいきます♡

特に夏の時期、お庭での水遊びはとてもおすすめです!
水遊びは体力を削ってくれるので、夜もぐっすり眠ってくれますよ!
こちらの記事では、1歳の寝かしつけについても紹介していますので、ぜひご覧ください。
虫とり
夏になると、一段と暖かくなり、虫たちも活発に活動しはじめます。
夏に代表的な虫といえば…カブトムシやクワガタ、ホタルやミツバチなどがあげられますよね。

虫とりに挑戦するのも良いですし、いきものを育てるという体験をしてみるのも良いかもしれませんよね。
キャンプ
夏休み、家族でキャンプなど屋外レジャー施設に行ってみるのも良いかもしれません。

海キャンプ・山キャンプどちらもそれぞれ良さがありますよね~♪
わたしも、幼いころに毎年1回は家族でキャンプに訪れていましたが、たのしかった思い出がいっぱいです。
秋のたのしみ方
秋は赤や黄色など公園があたたかく色づく季節ですよね。
秋をたのしむ方法としては、以下のような遊びを紹介していきます。
・どんぐりや松ぼっくりで遊ぶ
・枯れ木で遊ぶ
落ち葉で遊ぶ
「落ち葉で遊ぶってどうしたら良いの?」
と思う方もいるかもしれません。
実は、落ち葉にはたくさんの遊び方があるんです!
・ちぎってあそぶ
・まき散らかしてあそぶ
・お面やアートとしてあそぶ

「踏んで遊ぶ?」って思うかもしれませんが、ちいさな子どもにはとてもうけます。
うちの子も、公園に行くと、落ち葉のほうに真っ先に走っていきます。
踏んだりまき散らかしたりして、しばらく遊んでいますよ!

どんぐりや松ぼっくりで遊ぶ
秋の公園に行くと、どんぐりや松ぼっくりが落ちているのをよく見かけますよね。
どんぐりや松ぼっくりを用いての遊び方は以下の通りです。
・楽器やアクセサリーを作るなど創作してたのしむ
・自宅に持って帰り、ツリーなど飾りつけとしてたのしむ


どんぐりや松ぼっくりは、まれに虫が入ってることがあるので、家に帰って使用するときは、消毒することをおすすめします!
わたしは、煮沸消毒しましたよ!
枯れ木で遊ぶ
秋は、落ち葉のほかにも枯れた木がたくさん落ちているのに気づくと思います。
小枝から、すこし大きな枝まで、いろいろな長さや大きさの枝を発見することができます。
枯れ木での遊び方は、こんな方法を紹介します。
・並べたり、形作ったり、アートとして使う
・ごっこあそびの道具として使う

うちの子は、ちいさな小枝を集めたり、大きな枝だとほうきにして遊んでいます。
もう少しおおきくなったら、ものを作ったりして遊べるようになるのかなぁ?
たのしみです♡
冬のたのしみ方
ここでは、雪のある地域での冬のたのしみ方について紹介していきます。
・そりあそび
・スキーなどレジャー施設にいってたのしむ
雪や氷あそびについては、以下のようなものを想像できますよね。
・雪だるまをつくる
・雪合戦
・かまくらづくり
うちの娘は2月生まれだったので、外に出せるようになったころには雪はありませんでした。
はじめて雪に触れたのは、10か月前後だったと思います。

雪の上に座らせてみたり、雪にさわらせて雪玉を持たせてみたり…身体に雪をかけてみたり…(笑)
とりあえず雪に触れさせていました。
今年は、もっと違った遊び方ができそうで、たのしみです♪


年を重ねるごとに、できる遊びも増えてくるので、
「去年はこんな遊びをした」
「今年はこんな遊びもできるようになった」
なんて思い出を残していくことも、たのしみのひとつになるかもしれませんよね。
まとめ
今回は、外遊びの効果について解説していきました。
外遊びの効果は以下の6点です。
・強いからだが作られる
・集中力が身につく
・想像力や創造力が育まれる
・有能感や自己肯定感が生まれる
・コミュニケーション能力が育つ